口永良部島(くちのえらぶじま）は、屋久島の北西に位置するひょうたんの形をした小さな島です。
薩南火山群島の中では最大の島で、島の中央には活火山の新岳がそびえます。
火山島でありながら照葉樹林や竹の緑に覆われた景観から「緑の火山島」ともよばれ、2007年に全島が国立公園（屋久島国立公園）に指定されました。
国指定天然記念物のエラブオオコウモリや県指定天然記念物のミシマサワガニなど希少な動植物が見られ、島の周辺海域では暖流と寒流が交じり合っているため魚種・数ともに多く、豊かな海の資源に恵まれています。
また、島内には4か所の温泉があり、島民は日々自然の恵みを受けて暮らしています。
2016年3月には全島が「ユネスコエコパーク」に登録されました。
近年では、高校生や大学生を対象とした環境教育活動や地元有志による動植物調査、海岸清掃なども行われていて、火山と共生する循環型社会のモデル地域として島の自然や文化を守り、活かすことで持続可能な発展を目指しています。
行政区域： 鹿児島県屋久島町
位置： 屋久島の北西約１２ｋｍ
サイズ： 周囲約50ｋｍ
人口： 約１００人
アクセス： 鹿児島南埠頭より屋久島宮之浦港までフェリーで約４時間（高速船約２時間）➡屋久島宮之浦港より口永良部島本村港まで町営船フェリー太陽Ⅱで約１時間３５分
島内交通： 公共交通機関はなく、車か原付が主な交通手段
レンタカー： 島のガソリンスタンドや各宿で貸し出しているが台数は少ない
インターネット： 場所により入りが悪い所がある（令和３年度光ファイバーケーブル埋設事業）
買い物： 農協（Ａコープ）、酒屋、自販機（２台）
水道： 簡易水道、豊富な山水を各家にひいて使ってる所もある
住宅： 持ち家、町営の定住促進住宅
医療： 口永良部島へき地診療所があり、看護婦１名が常駐
教育： 小中学校は同じ敷地内にあり、複式学級
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